第6話 蜉蝣かげろう (下) 人間の世界で生きていくことの苦労に耐えかねて、未晴湖に身を投げて自ら命を絶とうとしていた郎だったが、偶然通りかかった美しい少女によって助けられる。天真爛漫に生を謳歌しているような少女にいつしか郎も生きる勇気をもらい、それまで経験したことのないような楽しい時間を過ごす。そして1日の終わりに彼女から最後のお願いとして自分と結婚して欲しいと告げられるのだった。困惑する郎は、ある約束をすることで同意する。