STORY各話紹介

第2話

応声おうせい(下)

古井戸の近くで見つけた粥屋で、老婆が作る粥をほおばっていた磨牙まが柳公子りゅうこうし。その様子は段々とおかしくなっていき、桃夭にも粥を食べるよう要求し始める。桃夭は手相を見ると言って老婆を隣に座らせると、「あなたは死んでるはず」と言い放ち鈴を鳴らす。はじめは否定していた老婆は次第にもがき苦しみ、恐ろしい化物の姿へと変わっていく。そして桃夭がもう一度鈴を鳴らすと、化物の姿は朽ち果て、その亡骸から「応声おうせい」という虫が現れる。

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