STAFF・CASTスタッフ・キャスト
柳公子
河西健吾
『百妖譜』の見どころ、注目してほしいポイントを教えてください。
公式SNSの方でキャストの発表があってから、改めて作品について色々調べまして、中国の方ではかなり再生されている作品ということを知りました。 台本をいただいてからは、「どういうお話なんだろう」というのを、僕も少しずつ知りながら、収録に参加させていただいています。 主人公の桃夭ちゃんは妖怪のお医者さんですが、お話を見ていくと、もちろん優しい一面もありつつも、どちらかと言えば一癖、二癖あるような感じの少女でもあります。 そんな彼女や、一緒に旅をする小坊主の磨牙は、どういう関係で何を目的に旅をしていくんだろうと、気になっています。 また、彼らと関わってくる僕が演じさせていただく柳公子は、(この取材の段階では)まだ出番の方は多くはないのですが、 どうやら磨牙と色々と関係性がありそうなので、僕自身も楽しみにしながら見させていただいます。 ぜひ一緒に物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。
ご自身の演じるキャラクターの魅力や、役作り・お芝居をする際に意識した点などを教えてください。
キービジュアルですと、桃夭たちと柳公子が仲良く歩いてるような雰囲気の絵だったので 「なんか優しい方なのかな」と思いきや、どうもそうではないというか。 台本をいただいてみると、結構、辛辣な当たりの強い部分が目立つとキャラクターでした。 ただ、磨牙との契約があるので、何か磨牙に危険が迫った場合は、それこそ大きな蛇の姿になって助けてあげたりして。 きっと、磨牙を助けたいとは思ってるのでしょうが、その契約が一体何なのかというのが現段階ではまだわからないので、 一旦現状だと、"磨牙を助けるイケメンのお兄さん"みたい感じで演じさせていただいていますね。 初登場シーンは(第4話「漱金(下)」の)大蛇の姿だったので、柳公子の見た目よりは、やっぱり大きく演じさせていただきましたが、 演出さんから「大蛇の姿であることは気にしなくていいです」とおっしゃっていただいたので、最終的には人間の姿の感じのまま演じさせてもらいました。
本作は、中国の人気アニメの吹き替え版となります。吹き替え版ということで、収録に際し通常のアフレコと異なった点、意識した点、工夫した点などがあれば教えてください。
中国アニメですと、(本作と同じB8stationの)『時光代理人 -LINK CLICK- 』、そして『一人之下 the outcast』の吹き替えで出演したことがあります。 完成した映像があり、中国語の原音を聞きながら収録しますので、通常のアニメのアフレコとは形態が違うというのがまずありますね。 どちらかといえば、外画吹き替えの方に近いのかなと思うのですが、ディレクションは洋画の吹き替えよりは アニメーションの方に準拠したやり方だと感じています。 台本には載っていないけれども、キャラクターが少し動いていたりとか、色々アクションがあるので、そこへどんどん声や息を少し多めに入れていくというのが意識した点ですね。 外画吹き替えの場合ですと、向こうの役者さんが全部演技をされてるので、 そこにオーバーに声の芝居を入れてしまうと、映像とも合わなかったりもするのでそこはやっぱり吹き替えとアニメのアフレコの違いかなと思いました。 ただ、収録をするうえで、中国語だから、英語だからというのはあまり意識していないです。 吹き替えなので、音を聞いて、こちらが出てという流れになるのは、言語に関係なく同じです。 すると、どうしてもこちらの反応の方が遅れるので、最終的にはミキサーさんに合わせていただきピタッとハマる...といった感覚で、いつも吹き替えはやらしてもらっています。 ただ、セリフを台本を起こした段階で、向こうの言葉だとこれぐらいの長さだけど、日本語にするとちょっと短いみたいなことがあるので、 そこはなるべく、少し間延びして言うようにするといった調整はあります。
本作は、妖怪たちを"癒す"旅がテーマになっています。ご自身が行ってみたい「癒しの旅」のプランを教えてください。
今年は色々お仕事で海外の方に行かせていただいたので、行っていないところへ行ってみたいなと思っています。 例えば、ハワイにはまだ行ったことはないのですが、やっぱり行かれた方からめちゃめちゃ良かったという話や、 日本の方も多く日本語も通じやすいっていう話も聞きますし。 しかも常夏の島ということで、行ってみたいですね。 去年プライベートでは、北海道へ行きました。 車の免許を持っていないので、あまり遠出はできなかったんですけども、とりあえず電車で行ける範囲のところで。 何を食べようという話になったときに、 「格式高い回らない寿司より、北海道の回ってる寿司の方がリーズナブルだし、ネタも絶対おいしいだろう」という話になり、回転寿司に入りました。 案の定ネタも大きいですし、もちろん値段はそれなりではあったのですが、それに見合うぐらい美味しかったので、やはり海鮮を食べてよかったです。 あと、行ってみたいところですと、沖縄はまだ行ったことがないので、気になっています。 昨年北へ行ったんで、今度は南へということで、沖縄もいいなとおもっています。
本作は中国アニメということで、中国ならではの風習や食べ物などのカルチャーも多数登場します。 ご自身の好きな中華料理や、もし訪れたことがあれば思い出などを教えてください。
海は6、7年前にお仕事で行かせていただき、その際に100万ドルの夜景を山の上から見させていただきました。 日本の夜景ももちろん綺麗なのですが、また違った綺麗さというか、派手な印象がありましたね。 中国料理も、四川や北京など色々ありますが、最近シンガポールへ行った際も美味しい中国料理をいただきました。 ローストポークが出てきたのですが、皮がキツネ色でカリカリで、でもお肉はすごいジューシーで、味付けはお肉の塩味だけという...。 「旨っ!」となりました。 日本でもあんなに美味しいローストポークを食べられたらいいなと思いましたね。
これから『百妖譜』をご覧になるファンの方々へメッセージをお願いします。
中国でかなり人気の作品にということで、お仕事として関わらせていただいて、すごく光栄です。 日本の皆さんにもぜひ、中国の人気の作品を堪能していただきたいです。 この取材の段階では、僕もまだお話がどうなるのか読めないところがたくさんありますので、一緒に楽しんでいただけたら幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。